いのっち(inopon4372)です!
6月に4泊5日で北海道旅行行ってきました。
札幌→利尻島→礼文島→稚内
って感じ。ずっとブログに書きたかったのですがようやくかけました。今回は礼文島(礼文島)です。
多分礼文島行きたくても情報が少なくて困ってる人もいると思うので参考になればと思います。
【関連記事】【旅行記】北海道利尻島の旅!レンタル原付きで島1週してきました!
Contents
そもそも礼文島って?稚内の左にある島
そもそも礼文島がどこにあるかというと
稚内の左にある島2つの丸くない縦長のほうです。もう1つは利尻島(りしりとう)です。
日本の最北限にあるため標高0mでも高山植物が咲くなど観光地としても有名です。6月が観光シーズン。
礼文島の行き方。1日に3、4本あるフェリーで
礼文島は利尻島と違って空港がない(閉鎖)ためフェリーでしか行けません。
なので稚内からフェリーで行くか飛行機で利尻空港に飛び利尻からフェリーで行く方法があります。
移動手段 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
稚内からのフェリー | 2時間ほど | 2,470円(2等客室) |
利尻からのフェリー | 40分ほど | 900円(2等客室) |
利尻島に飛行機で行く方法、時間や料金については以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】【旅行記】北海道利尻島の旅!レンタル原付きで島1週してきました!
また利尻島発フェリーの場合、利尻島側の港は鴛泊(おしどまり)と沓形(くつかた)港の2箇所あります。(時間によってどちらの港に行くか違う)
基本は鴛泊(おしどまり)経由が多いのですがこの2つの港は原付きでも20分ほど離れているのでホテルの予約などは注意が必要です。
ちなみに礼文島の港は香深(かふか)1つだけなので迷う心配はないです。
礼文島の移動手段と回り方
まず知っておいてほしいことがあります。
- 礼文島は礼文岳を中心とした周囲72kmの縦長の島である
- 右半分は車道だが左半分は崖、トレッキングコースなので車では行けない
- 構造上車だけでは島一周はできない
- 島を観光するなら何らかの移動手段が必要
礼文島行く人は利尻島の観光も考える人が多いと思いますが、利尻島と違い、観光バスや車だけでは島半分しか制覇できません。主要な見所は右半分にありますが、高山植物などはトレッキングコース側にあります。
利尻島の島1週は簡単ですが礼文島は徒歩が入る関係で1日で制覇するのは難しいです。半島だけ観光するなら余裕なのですが。
で移動手段はというと
移動手段 | 島制覇(上から下まで)あたりの時間 | 料金 |
---|---|---|
観光バス | 4時間コース | 3300円 |
路線バス | 1時間20分ほど | |
レンタカー | 島制覇だけなら2時間ほど | 4時間8000円ほど(1時間毎プラス1000円ほど) |
レンタルバイク(原付き) | 4時間ほど(時速30km) | 1時間1000円(5時間以上4500円) |
レンタルバイク(自転車) | 7~8時間かかりそう | 1時間500円 |
こんな感じです。北の果てがスコトン岬、南が知床で、フェリーターミナルから出てスコトン岬行ってフェリーターミナル戻ってから逆方向の知床両方制覇するのを「島制覇(上から下まで)」としています。
家族連れならレンタカーか観光バス。少人数か一人なら観光バスかレンタルバイクって感じですね。
ちなみに自分の場合、レンタルバイク(原付き)を借りて主要な観光場所を見て島一周して5~6時間くらいでした。(後述しますが途中で事故った)
観光バス
決まったコースを定期的に走る観光バスで回ります。観光地点で止まって見てバス戻って・・ってやつですね。
事前予約が必要になります。また当日の乗車券購入&乗り場は香深フェリーターミナルになります。
http://www.soyabus.co.jp/teikan
気軽に主要な観光地を回れるのがメリットです。
デメリットはツアーみたいな感じなので1箇所にいる時間が決まっている、主要な観光地には行けないなど自由度が少ないことですね。
また朝と午後の1日2回しか走っていないです。
最初観光バスで回ろうかと思ったのですが利尻島→礼文島の1番早い便が10時着。午前の観光バスが8時半、午後の観光バスは14時出発で全然噛み合って諦めました。
路線バス
いわゆる普通の市内バスです。1日5本しかでてない(しかも2~3時間おき)、降りたら足がなくなると観光向きではないですね。
レンタカー
家族連れならレンタカーが1番だと思います。
香深港出たすぐ左にレンタカー屋が並んでます。
- ニッポンレンタカー
- 日産レンタカー
- トヨタレンタカーリース
- その他地元のレンタカー屋さん
ちなにフェリーは車ごと乗ることも可能なのでマイカーで回るのもやろうと思えばできます。
レンタルバイク(原付き、自転車、中型)
個人的おすすめNO1です。島の海風が吹く中スピード出して走るのはめっちゃ気持ちよかったです。
多分礼文島のレンタルバイク屋は1箇所だけで香深港出てすぐ左にあります。
Cat☆Rookというレンタサイクル屋さんです。
http://www.hamanasu-rebun.com/catrock.html
ちなみに注意点があります
- 無保険
- ガソリン満タンにして返却
- 17時まで返却必須(夜貸しプランがない)
利尻島のレンタルバイクと違ってガソリンは満タンにして、さらに17時までに返却する必要があります。
あと利尻島の時と同様無保険です。離島は全部無保険なのか?と思うぐらいです。
任意加入とかじゃなく保険という概念がありません。(なので事故らないでね!慣れてる人が乗ってね!って書かれてます 笑)
ちなみに自分は原付きでカーブ曲がりきれず事故りました。しかも廃車レベル。
無保険なので後日請求書が来る予定です。(多分10万近く。つらい・・)
ちなみに繁盛期はレンタルする人が多いそうなので念の為予約したほうがいいかもしれないです。(特に原チャ)
- 3段変速自転車(ママチャリ)
- 電動アシスト付自転車
- 50cc
- 90cc
- 125cc
があります。
礼文島のおすすめの泊まる場所(旅館・ホテル)
利尻島の時と同じく楽天トラベルで探しました。が、全然見つからず
- 礼文島の方がホテル検索サイトに掲載している旅館数が少ない
- 礼文島は長居する傾向がありホテルが埋まりやすい
という感じで見つからないケースが多いです。あと残ってるのは2万近くする高いやつばっか。
でここで見てほしいのが礼文島観光協会の「ぶらり礼文島MAP(裏)」です。
MAPを見るとフェリーターミナル付近に民宿や旅館が意外に多くあるのが分かります。
実は礼文島の民宿系はほとんど旅館・ホテル検索サイトに掲載されていません。乗ってるのは民宿でなくホテル系の料金高いとこが多いです。
じゃあどこに乗っているかというと、同じく礼文島観光協会のホームページです。
見ると20個近くのってるのが分かると思います。料金や施設詳細も一覧で見れて便利です。自分はここから予約しました。
ちなみにホームページない旅館も多いので基本は電話予約になると思います。
自分は「素泊まり花文」に2泊しました。
- 食事なしの素泊まりプランにできる
- 安い
- ホームページがあってメールで問い合わせできた(ちゃんと返信来ます)
ちなみに香深港付近には「うすゆきの湯」という温泉(かなり広い)があるので民宿に風呂がついてなくても大丈夫です。というよりホテルでもうすゆきの湯に案内してるらしく人が多いです。
礼文島の食べる場所、コンビニについて
個人的に礼文島は利尻島より食べる場所は多いと思います。特に香深港近くに多い。
自分が行ったのは
◆あとい 海鮮丼
礼文島の右上の方の岬にあります。
https://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1004613/
◆民宿さざ波 岩海苔ラーメン
↑塩系なのですが、岩海苔使ってるので海潮の香り&だしがきいてめちゃ美味しい。たこカレーがあってそれも気になりました。
こちらは香深港のすぐ近くです。
ちなみにコンビニはセイコーマートという北海道ではメジャーなコンビニがあります。礼文島は1箇所だけあり、香深港からは自転車で10分ほどです。車だとすぐだけど徒歩だとちょっと遠いかも。
あと香深港のすぐ近くに個人商店(内装はほぼコンビニ)が19時までやってるので遅くならなければそこが近くておすすめです。
礼文島の注意点。気温や服装
その他礼文島の注意点です。
6月でも夜は意外に冷える
昼は日がさすと20度超えますが、夜は6月でも10度近くまで下がります。(革のジャケット来てても少し寒いくらい)
なので上着は持っていったほうがいいです。半袖は危険
礼文島の外側は急カーブがある&風が強い
利尻島は丸いので道はほぼ真っすぐか緩いカーブだけでした。礼文島も基本は緩いカーブなのですが要所要所尖ってる部分があり、そこがかなり角度ついたカーブになります。
ちなみに自分が事故ったのはほぼ90度に近いカーブ(事故後地図見て気づいた)で全然曲がれませんでした。
運転はスピード出しすぎず、カーブはちゃんと曲がったほうがいいです。
あと風が強いので自転車は地図で見た以上に時間と力がいります。結構流される。原付きでも風の抵抗かなり受けます。
礼文島はウニと昆布が有名
昆布とウニです。利尻昆布言われるけど礼文島も近いので結局利尻昆布があります。
でウニがなぜ有名かと言うと、ウニは昆布食べるのですが利尻昆布食べてるので他のウニより美味しくなるのです。
礼文島1日目 原付きで島爆走!
原付きを借りて島を走りました。まずは北の最果てスコトン岬に向けて北上。
↑礼文島から見る利尻島
北の最果てスコトン岬
日本の北の果てにあるのがこのスコトン岬です。最北端的には稚内の宗谷岬ですが、有人島の最北としてはこちら。
↑北の最果てのトイレ
↑スコトン岬の先っちょ。対岸に見えるのは「海驢島(とどじま)」です。
北の最果ての民宿
↑スコトン岬を降りたところにある民宿。多分海抜1mくらいなので津波来たらガチで沈みます。
西上泊
鉄府
ちょっと寄り道礼文空港
↑昔は礼文島にも空港があったそうです。
↑この後あといで海鮮丼食って海岸沿い走ってたら急カーブあって曲がりきれず転倒しました。慢心ダメ、絶対。この後原付きはシャフトが曲がって走行中左に曲がるようになりました(つらい)
↑吉永小百合さん主演の北のカナリアパークの舞台となった学校
↑うすゆきの湯。結構でかい温泉です。
↑さざ波で食事した時にサービスで貰ったつみれ汁。うまい。
礼文島2日目 礼文岳を登る
この日は初日事故ったので原付きなく自転車をレンタルしました。ちなみに島の中にある礼文岳行くのに1時間以上かかり、失敗したと思いました。
↑島に1件だけあるセイコーマート。
↑離島でも唐揚げは「ざんぎ」です。
↑礼文岳入り口。ここまで来るのに自転車だと港から1時間ほどかかります(原付きレンタルすればよかったです)
↑礼文岳入り口。山頂まで1時間半ほどかかります。
↑倒れた木。他には倒れて邪魔だからチェーンソーで切られた後もあります。
↑入り口から30分ほど歩くと残り70分の標識。この表示に偽りなく頂上までガチで60分ほどかかります。
↑半端ない霧。何も見えない&多分気温は15度くらいだと思います。
→しばらく歩くと開けた場所に。ここが頂上か!でも頂上の案内がない。奥を見ると・・
→何で下り道が・・&隣の山に向かってるの?
→写真ではわかりにくいですが、めっちゃ下ってます・・(この時は「え?うっすら見えるけど頂上マジで隣の山なの?疲労困憊でヤバイ」って思ってました)
\(^o^)/頂上!霧で何も見えません!あと風強すぎ&寒い!ここまで1時間半かかりました。
→無事下山。帰りは下りだから早いかと思ったらやっぱり1時間半ほどかかりました。下りだから上りより楽なのですが。
下山後の礼文島。やっぱりうみねこが多い。
天気が崩れて大雨降ったのですがなにげに1日目より晴れてました。
この後はかなり疲労困憊だったのでセイコーマートでカツ丼食べてうすゆきの湯の温泉入って寝ました。帰りは疲労有りすぎて自転車1時間半以上かかりました。
↑翌日のハートランドフェリー。この後は稚内へ
礼文岳を登るなら
まず港から登山口まで自転車では1時間ほど。原付きとかなら15分ほどでいけます。途中でセイコーマートがあるので食料や水を買うといいですね。
麓から山頂まではほとんど休みなく歩いて1時間半ほどかかります。下山も同じぐらいの時間
- 雨具必須→地上が晴れてても山の天気は悪いことも
- ちゃんと登山用の装備を用意する→何故か革靴で登って死にました。泥がぬかってつらい
- 途中トイレは無い→麓のトイレか簡易トイレ必須
標高500mもないので一見楽そうに見えますが、整備された登山道は全く無いので並の山より結構辛かったりします。(富士山登ったときよりは全然楽なのですが)
軽い気持ちで行くと予想以上に長い&辛いです。「ちょろっと行って登れるだろう」と思った自分のことなのですが。
ここが凄いよ礼文島!
- 日本の北の最果てに行ける
- 海が綺麗&海風気持ちいい!
- いつまでも漁村の広がるのどかな風景!
- 夏でも涼しい!夜は意外に寒い(10度近く)
- 車も少なくゆるい道・・と思わせていきなり来る急カーブ
利尻島同様涼しいし特に夏におすすめです。