アフィリエイトを1年以上やってる方は気づいてると思いますが、アフィリエイトで稼ぐ=成果を発生させるには購入意欲のあるユーザを集める必要があります。
例えばトレンド系で旬の芸能人のゴシップ記事を書けばアクセス数は簡単に稼げます。が、そのユーザに案件、例えば脱毛サロンのリンクを貼ってもまず踏まれなくて、広告主サイトでの申込みなんてほぼ0です。
でこの「購入意欲のあるユーザを集められている」という前提で、対象記事にアフィリエイトリンクがあった場合そのクリック率はいくらくらいか気になりませんか?他にもリンクだけでなくランキングだった場合、配置場所も冒頭の最後、記事内、記事ラスト(まとめ部分)、記事下、それぞれで表示した場合どうなるか。
今回自分が運営してるサイトでデータとれてるので各種データを公開したいと思います。
ちなみにアフィリエイトリンクとランキングのクリック率はアフィンガーのタグ管理プラグインで確認してます。
Contents
アフィリエイトリンクとランキングの前提
ちょっと今回の前提を解説します。
ランキング
1案件のランキングは以下のような構成になってます。
サービス名
バナー(クリック可能)
解説
アフィリエイトリンク(クリック可能)
こんな感じですね。
単発リンク
以下のように文字リンクをCSSで緑色のボタンで表示するようにしてます。
こんな感じですね。
単発リンクの中身は今回の運営サイトの場合、対象ジャンルの1位案件のリンクです。
アフィリエイト記事タイプ別のリンクとランキングクリック率
アフィリエイトサイトの個別記事の場合
ここで言う個別記事とはSEO重視した集客用ページです。成約に特化してないので単発リンクと記事下ランキングだけあります。
具体的なアフィリエイトリンク、ランキングの配置イメージは以下です。
でクリック率のデータが以下。
リンク名 | クリック率 |
---|---|
単発リンク上 | 1.5% |
単発リンク下 | 1.2% |
ランキング1位(記事下) | 1.8% |
ランキング2位(記事下) | 1.2% |
ランキング3位(記事下) | 0.7% |
これだけ見ると
1~2%前後しかクリックされなくて少ない
と思うかもしれませんが、実際は単発リンクはアクセスのある個別記事のほとんどに。記事下ランキングは全ページに表示しているため
- 単発リンク上→月13,000回表示、200回クリック
- 記事下ランキング1位→月18,000回表示、320回クリック
と相当な表示回数とクリック回数があります。広告主LPに飛んだあとのCV率が20%近くなので月100件以上発生してます。
記事の冒頭直後(最初の見出し前)に置いたアフィリンクや記事下ランキングの強さが伺えます。
またリンクの表示箇所は複数の記事なため、ユーザの深い悩みの記事では単発リンク上のクリック率は2~3%となっていることをお伝えします。
個別記事のリンククリック率はは1~2%前後となるイメージです。
アフィリエイトサイトのキラーページの場合
ここで言うキラーページとは成約に特化したクロージング専用ページです。成約に特化してるため、ランキングのみ配置してます。またこのページはSEOでのアクセスを捨てており、集客用ページからの内部リンク経由で来ることを想定してます。
具体的なアフィリエイトリンク、ランキングの配置イメージは以下です。
でクリック率のデータが以下。
リンク名 | クリック率 |
---|---|
ランキング1位(文中) | 12.5% |
ランキング2位(文中) | 6.8% |
ランキング3位(文中) | 4.3% |
ランキング1位(文末) | 4.1% |
ランキング2位(文末) | 3.5% |
ランキング3位(文末) | 2.6% |
個別記事の単発リンクや記事下ランキングと比較すると明らかにCV率が高いですね。これはそもそもキラーページが個別記事からの内部リンクできてるのでサービスに興味ある人がアクセスしてること。また文章や説明、配置が成約に特化しているためだと思われます。
これだけ見ると個別記事と比べて圧倒的に成果でそうですが、実際は
文中ランキング1位→月1,000回表示、110回クリック
とそもそものアクセス数が個別記事に劣るため、個別記事より圧倒的に成果数が多いわけでもないです。
キラーページの1位案件のクリック率は10~15%前後になるイメージです。
アフィリエイト案件のCV率
まずここで言うCV率とはアフィリエイトリンクを踏んで広告主サイトに飛んだあと、そのアクセス数の何%が成約したかを意味します。ここの成約とはユーザが広告主サイトから申し込んでサンクスページを表示させ1件成果発生したことを意味し、必ずしも案件の承認地点と一致しないことに注意が必要です。
例えばジムの来店後の無料体験が着地ならLPから無料体験を申し込んだ時点で成果が発生します。が、まだ確定はしておらず承認地点は来店なので来店しない場合成果が却下されます。
でアフィリエイト案件のCV率はジャンルや成果地点によって全然違います。
- 無料会員登録
- 有料会員登録
- 無料モニタ申し込み
- 資料請求
- 見積もり請求
- セミナー申し込み
- 購入申込み(単体)
- 購入申込み(定期コース)
- 来店後無料体験(かミュゼみたいに100円格安体験など)
- 来店後無料カウンセリング
- 来店後入会(契約)
- 面接後採用決定
下に行くほど成約難易度が高くなります。お金がかかったり、実店舗に行く必要があったりすると大変です。
で今回のデータは某サービスの無料会員登録(無料でも大半の機能が使える)だったのですが、CV率は大体15~20%前後です。
案件のASPはafbなので成約率が見れるのですが大体あってました。
これが来店後入会など難易度が高いとCV率は5%を切ることが多いです。またLPがイケてなかったり、申込み箇所が面倒(8ページ遷移するとか入力箇所が多いとか)とCV率は同じジャンル、成果地点でも落ちます。
アフィリエイトで成果発生数を増やすためにやりたいこと
とりあえず
- 個別記事の冒頭後とまとめ箇所の2箇所にアフィリエイトリンク置く
- 記事下にはランキング表示させる(3位まで)
- キラーページを作ってランキング乗せる
とだいぶ結果が変わってくるはずです。特に記事内の冒頭直後にアフィリエイトリンク置くの嫌がる人いますが、実際は申し込む人は全然申し込みます。
ちゃんと置いたほうがいいですよ。
アフィリエイトリンクのクリック率はちゃんと計測する
あとアフィリエイトリンクのクリック率はちゃんと計測したほうがいいです。ほとんどの人はアナリティクスやサーチコンソールでPV数やクエリの表示回数と種類をチェックしてると思いますが、リンククリック率やページ単位のCV率の測定してる人は少ないです。
いくらアクセスうあってもリンク置いてなかったり、あっても場所が悪かったり、リンクの表示のさせ方(デフォルトの文字のままとか)悪いと成果は出ません。
そのためにはタグ管理プラグインなどを使うことをおすすめします。自分はアフィンガーのタグ管理プラグイン使ってますがこれで測定してます。またABテストプラグインもあるのでリンクやランキングの内容の精査もしてます。
実際使って測定すると・・自分では良いと思ったものが全然クリックされてないことが分かったりします。
なので改善できるのですが。